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脳ドックについて 検査内容

脳ドックについて

脳卒中の予防、早期発見のために
脳の健康状態を把握しよう

脳卒中にはいくつかの種類がありますが、大きくわけると、「血管がつまる」と「血管が破裂する」の2つにわけることができます。

脳卒中

血管が詰まる :脳梗塞・脳血栓
血管が破裂する:脳出血・くも膜下出血

日本人の死因第4位である脳卒中は、我々の生命を一瞬で奪ったり、言語障害や麻痺などの重い後遺症をもたらすことが少なくありません。一度発症すると命の危険性が高い脳卒中は、「発症してからの治療」では遅く、「発症を防ぐための予防や治療」が重要です。そのためにも、脳ドックによって脳の健康状態を把握しておくことは大切なことだと考えています。

「はらだ脳神経外科」で実施している脳ドックには、2つのプランがあります。ご希望に応じて、お選び下さい。

検査項目 1.問診
2.頭部MRI検査(もしくはCT検査)
3.頭部MRA検査
4.頚部MRA検査
5.診察(神経学的診察、MRI検査結果説明)
時間 約2時間
料金 お問い合わせください。
脳ドックは健康な方を対象とした検査であるため、
保険が適用されません。(自費診察)
検査項目 1.問診
2.頭部MRI検査(もしくはCT検査)
3.頭部MRA検査
4.頚部MRA検査
5.身長・体重測定
6.血圧検査
7.血液(血液一般、肝・腎臓系、動脈硬化、
 糖尿病)(※1)
8.心電図検査
9.診察(神経学的診察、MRI検査結果説明
時間 約3時間
料金 お問い合わせください。
脳ドックは健康な方を対象とした検査であるため、
保険が適用されません。(自費診察)

(※1) 採血等の検査結果やMR画像の説明内容を記した報告書は、改めて後日お手元に郵送させていただきます。

MRIで記憶に重要な海馬の萎縮度を計測します。
記憶力テスト、認知力テストを用いて、物忘れが正常の加齢的なものか、治療を必要とする認知症またはその前段階なのかを判断します。

検査項目 1.初期認知症徴候観察リスト(OLD)
2.改訂版・長谷川式知能評価スケール(HDS-R)
3.時計描画テスト
4.MRI脳萎縮度検査(VSRAD)
時間 約1時間
料金 お問い合わせください。

検査内容

強力な磁石の力を利用して、脳の断層撮影を行います。レントゲンのような被爆がなく、体にやさしい検査です。脳を輪切りにしたような画像から脳の血管まで、脳梗塞や脳腫瘍など、脳の病気を早期発見できます。

当院ではGE社製高精度1.5テスラMRIを導入しております。テスラとは、磁力の大きさをあらわす国際単位です。臨床では0.2テスラMRIから使用されますが、当院の様に数値が大きいほど、質の高い画像を撮影することができ、検査時間も短くなります。

MRIと同じく、強力な磁力を利用して、血管だけを鮮明に画像化することで、脳血管の健康状況をチェックする検査です。くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤を発見したり、血管の狭窄、閉塞などを調べることができます。
当院ではVR(ボリュームレンダリング)という手法により立体的な脳血管画像を作成しており、詳細な脳血管異常の評価が可能です。

VSRAD(ブイエスラド) とは、早期アルツハイマー型認知症診断支援システムの略です。
早期にアルツハイマー型認知症を診断することは難しく、特徴的な海馬傍回の萎縮も、通常のMRI検査では検出困難です。VSRADでは、アルツハイマー型認知症で萎縮する記憶に重要な海馬傍回の変化を数値化し、早期にとらえることができます。アルツハイマー型認知症も、早期に治療を開始できれば、症状の進行を抑えることができるようになってきました。50歳以上の方で、物忘れが気になり始めた方には、ぜひお勧めです。

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